【デスク】機能性とデザインの間で揺れたデスク選びの結論
デスクを新調するにあたり、「天板幅120cm」・「評判の良いデスク」という2つの着眼点で、Flexispot(フレキシスポット)を選びました。デスクのデザイン面で言えば他に魅力的なデスクがありましたが、姿勢や角度に柔軟に対応できる昇降機能へ実用性を感じ最終的に昇降デスクとなりました。
Flexispotを選ぶ際、他の昇降デスクと比較して価格の高さが気になりましたが、Amazonブラックフライデーを活用することで負担を抑えることができました。
失敗しないために知っておきたいFlexispot組み立てのポイント
実際に組み立てしてみた感想含め、ポイントや注意点は以下のような点です。
昇降デスクは非常に重量があるため、配線整理や模様替え、掃除の際に備えてキャスターを付けておくのがおすすめです。私自身、キャスターは迷わず付けることを前提にしていました。
キャスターは純正の『ネジ式キャスターW3』がおすすめ
シンプルにまず『ネジ式キャスターW3』のデザインがかっこいいのでテンションが上がります。価格は¥4,400(購入時点参考)と少し高めですが、後で交換するのは大変ですし、長く使うデスクには良い投資です。キャスターは車輪が大きいほど動かしやすいとされていますが、W3はその点で車輪が大きく、とてもスムーズに動くので気に入っています。非純正品を選ぶ場合は対応可能商品か要確認です。
デスク本体が非常に重いため、キャスターの後付けはかなり大変です。脚の隙間にエアーウエッジ(空気を入れるような道具)を差し込む方法など拝見しましたが、とても大変そうです(汗)。デスクを傾けて取り付ける場合はモニターアームや配線をすべて外さなければならないのも面倒です。そのため、組み立て段階でのキャスター付けは必須ポイントでした。
キャスターを取り付けると思ったよりデスクが高くなるので注意
私(身長164㎝)の場合、デスクをMAX低くした状態で、デスクチェアの高さをMAXまで上げてちょうどです。背の低い方、デスクチェアに高さ調整機能が無い場合は、代替品として『カグスベール』など他の案を検討した方がいいかもしれません。
組み立て時、天板裏側にネジ穴が無いところがあるので注意
天板中央のネジ穴(2箇所)が空いていなかったため、電動ドライバーで自分で穴を開ける必要がありました。他のネジ穴は目印がありスムーズに取り付けられたのですが、途中で「穴が無い!?」と焦り、仮止めしたネジを外して確認する手間が発生。説明書をよく読めば済む話ですが、「一部自分で穴を開ける箇所がある」と事前に知っていれば安心かと思います。(※詳細はデスクタイプによります)
電動ドライバー(個人的にはほぼ)必須
ネジの本数が多いため、電動ドライバーはあった方がいいと思います。特に自分でネジ穴を開ける箇所では硬い天板に下穴を開けるのは手作業では難しいため、電動ドライバーを使うことをおすすめします。ただし、深く開けすぎると天板を貫通するので注意が必要です。

デスクの天板は、明るい色だと反射で目が疲れるので暗めの天板にしました。個人的必須ポイントのひとつです。
【Before】ごちゃごちゃ配線との戦い、始める前の状態公開
こちらの画像は、デスク設置後、とりあえず必要機器をすべて設置し終わった状態です。



普段の写真じゃないですよ!


昇降デスクの快適さにうっとりしている間もなく、早く整理せずにはいられない衝動に駆られました。
ということで、配線整理を始める前にまずは現状のケーブルを把握するところから始めました。ケーブルには大きく分けて、以下のものがあります。
- 電源ケーブル(充電ケーブル):コンセントに接続して電力を供給するケーブル
例:ノートパソコン、モニターやプリンターの電源ケーブルなど - データケーブル:デバイス間でデータや信号を伝達するためのケーブル
例:HDMIケーブル(映像・音声信号)、USBケーブル(データ転送や充電兼用の場合も)など
▼電源に挿してないと使えない・基本挿したままでほとんど抜き差ししないもの
- Flexispot(フレキシスポット)の電源ケーブル
- ノートパソコンの電源ケーブル
トレーに収納する際、ACアダプタ(四角い箱状の部分)が付いている分ほかのケーブルよりちょいとかさばります。 - モニターの電源ケーブル
- ヘッドホンアンプの電源ケーブル
▼頻繁に抜き差し(充電)するもの
- 周辺機器の充電ケーブル
- ノートパソコンとモニターを繋ぐケーブル(ディスプレイケーブル)
- ヘッドホン本体とアンプを繋ぐケーブル
- ヘッドホンアンプとノートパソコンを繋ぐケーブル
アンプからは合計3本のケーブルが出ている(しかもそれぞれが全くちがう方向へ接続する)ため、デスク上のケーブルごちゃつきの大きな要因を占めます。
これで解決!配線整理のお助けアイテムまとめ




整理箇所別に、表にまとめました。
価格は私がAmazonで購入した際(2025年1月時点)のものです。あくまで参考までにご参照ください。
デスク裏/周辺機器の充電ケーブル | ①【オウルテック】 片引き巻取り式ケーブル「katamaki」Type-C to Cケーブル 90cm 参考価格:¥2,180 |
②【Mcdodo】変換アダプタ/USB-C to Micro 参考価格:¥899 【Mcdodo】変換アダプタ 2個セット/Type C toライトニング 参考価格:¥1,699 | |
⑦【Lasocy 】マグネット式ケーブルホルダー 参考価格:¥899 | |
デスク裏/充電ステーション | ③【エレコム】電源タップ 10個口(3m) 参考価格:¥2,035 |
⑧【SK11】ミニクランプ(最大口開き22mm) 参考価格:¥588 | |
⑩【サンワサプライ】電源タップ用マグネット 参考価格:¥588 | |
⑪【サンワダイレクト】ケーブルトレー デスク下 幅90cm 参考価格:¥3,980 | |
デスク裏/アンプ置き | ⑤【YaGee】デスク下ケーブルトレイ 参考価格:¥2,799 |
⑫【カインズ】巾広金折 3.2mm×40mm×60mm 参考価格:¥278(×2) | |
全体 | ⑥【After7】ケーブルクリップ 参考価格:¥940 |
⑨【3M】超強力両面テープ(幅12mm長さ1.5m) 参考価格:¥603 | |
④【PLUSDEN】 ケーブルカバー(ケーブルスリーブ) 参考価格:¥1,999 |



今回の配線整理にあたり、さまざまな情報を参考にしましたが、最終的にこちらの動画を最も多く参考にさせていただきました。
詳細については下記の動画をご覧ください。



動画外のものについては下記になります
満を持して!デスク上の充電ケーブル問題に本気で向き合う
検討①ケーブルホルダーを使った形
真っ先に浮かぶのは、画像のようにケーブルホルダーをデスク端に設置してケーブルをまとめる形です。デスク上の充電ケーブル整備としていちばんよく見る形です。


この形態で若干気になってしまう点
充電後、デスク背面にケーブルを押し込み戻すムーブがちょっと煩わしい
充電後はケーブルを引っ込めた分デスク背面にケーブルが垂れ下がる



もう少しなにか工夫できる余地があるのでは…と考えてしまいました。
手作りが好きなので、DIYゴコロ?がうずいただのかもしれません。笑
検討②ドッキングステーション
ドッキングステーションとは、パソコンとケーブル1本だけで接続して、HDMIやLAN、USBポートなど様々な端子を持つ周辺機器をまとめて接続できる便利な商品です。
配線管理のスマート化という面で今回流れで検討してみましたが、ドッキングステーションの必要スペックを考慮すると、だいたい15,000~30,000円となり、高額…。コスト面でかなりネックです。
且つ、私の場合は、今のところドッキングステーションを取り入れる意義(メリット)が以下のような理由で無いと判断しました。
ノートパソコンを持ち運ぶ機会がほとんど無い
できればドッキングステーションすらデスクに置きたくない
ドッキングステーションから伸びる充電ケーブルについては解決できない(ここ重要)
1.オウルテック片引き巻取り式ケーブルを導入!
いろいろなリサーチ&検討を経て、『オウルテックの片引き巻取り式ケーブル』を活用した配線整備法を取ることにしました。


【ポイント】オウルテック片引き巻取り式ケーブルの魅力
①片方だけ引っ張っても壊れにくい!
②耐久性UP
③カチカチ音の軽減
従来の「両引き」巻取り式ケーブルで弱点とされていた諸々が克服されているアイテムです!



従来の「両引き」巻取り式ケーブルは、「一方を引っ張り・もう一方も引っ張り」としていると、ケーブルがリール内でグシャッとなりたしかに使い心地が良くなかったです
使い心地に特化した巻取り式ケーブルであることが今回まず大前提として重要なポイントです。
巻取り式ケーブルは“引っ張ったら戻る(巻き取る)”仕様なので、デスク上の配線整理に使うと、以下のようなメリットを得られます!
- 充電後にケーブルをデスク背面側へ押し込み戻すムーブが必要無い
- 充電していないときデスクの背面にケーブルが垂れ下がらない
2.ケーブルを1本に!変換コネクタでついに最終形態
私がデスク上で充電したいものは、以下の3種類です。
キーボード→USB Type-C
iPhone→Lightning



それぞれ端子が異なるため、これまでは単純に、デスクまわりに3本のケーブルが存在していました
充電に使いたい数だけ巻き取り式ケーブルを複数個設置するのも良いですが、私の場合は充電ケーブルの数自体を抑えられる利点をかんがみて、充電ケーブル1つ×変換コネクタという形にすることにしました。
3種のデバイスを同じタイミングで充電不足になることはほぼ無いので、充電ケーブルは1本で問題ありません。
デスク上のアンプ、どこに置く?デスク裏収納トレーで解決
その他、今回探したものは以下です。“デスク下のノートパソコン収納”という需要はスタンダードなもののようですが、“デスク下のアンプ収納”という需要は少ないようで、なかなか良い情報が無く地味に困りました。


デスク裏/収納トレー(アンプ置き)
ノートパソコン用の収納トレーは多く見つかりましたが薄い(高さが無い)ため、アンプの高さ約7cmに対応できず探すのにけっこう苦労しました。
【After】配線整理後のデスク空間、これが理想の姿
ケーブルはすべてデスク裏のケーブルトレーに格納。デスク上は、巻き取り式ケーブル×変換コネクタの合わせ技により非常にスッキリしました。


上画像は、デスク背面側から撮った写真です。
ケーブルホルダーは無くても問題無いですが、ケーブルを引っ張り出す時の固定(安定)補助&ケーブルの先だけ常にデスクの上に出ている状態にするために付けています。※写真に写っているiPhoneはWifiですけどイメージまでに、あしからず


上画像は、天板裏を撮ったものです。巻き取り式ケーブルをL型固定金具で天板裏に取り付けています。スマホ撮影のため画質悪くてすみません(汗)


目に入る度気になりストレスとなっていたケーブルはもう、どこにもありません。
また、結果的に成果として大きかったことのひとつがアンプをデスク下に配置したことによるメリットです。デスク上に置いていたときはヘッドホンケーブルがデスク上に伝うため作業の邪魔に感じることが多々ありました。下からケーブルを出すようにできたことでヘッドホン使用のストレスが無くなりました。(ヘッドホンだけは音質を気にして有線のものを使用しています。気にしない方はワイヤレスがおすすめです。)



使い勝手次第で改善の余地が出てくるかもしれませんが、現状考えうる(個人的な)最適解にはたどり着けたかなと思います
失敗レポート!端子の確認を怠るとこうなる
巻き取り式ケーブルについて、いざ設置する段階になって以下のような問題が発生しました。



①ケーブルトレイの位置までケーブルが届かず充電器に挿せない…
②Type-C to Cなので手持ちのUSB充電器(Type-A)に挿せない…
上記を解決するため、結果的に追加購入が必要となりました。


【追加購入品】
USB-A (オス) to Type-C (メス) の延長ケーブル(USB-A to C変換ケーブル)


ケーブルの長さに問題が無ければ、Type-C対応の充電器でも。
まとめ :整理後のデスクで作業効率が劇的に向上
ずっと気になりつつも手を付けられなかった配線整理と作業環境の整備。休み時間を削って取り組んだ、まさに一大プロジェクトでした。独立開業から1年半が経ち、いろいろと次のステージへ進むタイミングと感じていたため、心機一転、新たな気持ちで仕事に向き合う準備を整えたかったのです。ようやくこのタスクを完了した今、嬉しさ以上に安堵感を感じています。
配線整理について調べ始めると、深掘りしすぎて終わりが見えなくなることもあります。私も気になるガジェットや不足している情報を集めるうちに、終わりのないループに陥ってしまいました。「これではいつまで経っても終わらない!」と自分に言い聞かせながら、情報を取捨選択して進めましたが、本当に骨の折れる作業でした。(それでも、得られるものはそれ以上のものです!)
配線整理は面倒で大変な作業ですが、重い腰を上げて一歩踏み出せば、快適な作業空間が整い、仕事も一段とスムーズに進む理想的な環境を作り上げることができます。作業環境にモヤモヤがある方はぜひ挑戦してみてください。